アラームを3個セットして、爆音にして、それでも気づいたら止めて二度寝している。「自分は意志が弱い」と思っている人は多いですが、たぶん違います。寝起きの脳にとって、「起きる」という決断はいちばん重い仕事だからです。
音を大きくするのは「気づかせる」対策で、「起きる決断をさせる」対策ではありません。この記事では、起きられない人のための対策を4つの方式に分けて、それぞれの向き不向きを正直に比べます。
起きられない対策、4つの方式
| 方式 | しくみ | 向き不向き |
|---|---|---|
| 音・振動を強くする | 大音量、複数アラーム、スマートウォッチの振動 | 「気づかない」人には有効。「気づいて止めて寝る」人には効きにくい |
| 光で起きる | 光目覚まし・カーテン自動開閉で朝日を再現 | 体内リズムに働く王道。効果はゆるやかで、器具の費用がかかる |
| ミッション系アプリ | 計算問題やQRスキャンを解くまで鳴りやまない | 強制力は最強クラス。ただし毎朝が小さな苦行になり、続かない人もいる |
| 起きる理由を作る | 楽しみ・予定・気になることを朝に置いておく | 決断そのものを不要にする。理由を用意する一手間が要る |
どれが正解ということはなく、「気づけない」タイプなら音と光、「気づくのに起きられない」タイプなら強制力か理由、が大きな分かれ目です。
遠足の朝は、起きられた
思い出してほしいのですが、遠足や旅行の朝に爆音のアラームは要らなかったはずです。起きる理由が先にあると、決断はほとんど要りません。「起きよう」ではなく「気になる」で目が覚める——これが4つ目の方式の考え方です。
ただ、毎朝を遠足にはできません。だから、小さくて毎日続く「気になること」を朝に置く仕組みが必要になります。
きのうの自分から、手紙が届く
monipo(モニポ)は、この「理由で起きる」方式の無料iOSアプリです。使い方は3つだけ。
1. 夜、寝る前に自分へみじかい手紙を書く。「あした、がんばれ」——それだけでいい。
2. モニポが手紙を預かる。モニポからも、ときどき手紙が届きます。
3. 朝、アラームと一緒に手紙が届き、モニポが声で読み上げる。「…なに書いたっけ」が、起きる理由になります。
ともだちから手紙が届くこともあります。誰かの言葉で起こされる朝は、爆音で叩き起こされる朝とはすこし違います。
もちろん、BGMを選んだり、スヌーズしたり、ふつうの目覚ましとしてもそのまま使えます。「今日は手紙を書き忘れた」朝も、ちゃんと鳴ります。
まとめ
気づけないなら音と光。気づいても起きられないなら、強制力(ミッション系)か、理由(楽しみ・手紙)。音量を上げても変わらなかった人は、「起きる決断をさせない」側の方式を試してみてください。
